熊彫作家
"吉田マホガニー ( 翠帆 )"
九州の地にて、
抽象的なアプローチを中心に
木彫りの熊を彫る
熊の住む山脈を" 緑の帆 "に見立て
銘を翠帆( すいほ ) とする。
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title : SALA
ずっしりと質量を感じる
とても頼もしいAラインのフォルム。
繊細に表現された爪先、
両脚は綺麗に揃えられ、
遠くを見つめ、
しずかに佇む木彫りの熊。
喉元や、ヒップ周り、
ごく細かな手の跡を感じるハツり、
おおらかさの中、確かに輝く
立体感を生み出すための細やかな技術、、
相対する"エッジ"は強烈にワイルドな繊維質と
やわらかいノイズのような面とが入り乱れる
緩急のついたテクスチャー。
どっしり構えるそのルックスとは裏腹に
じつに細やかなテクニックが凝縮された一体。
材は無塗装のケヤキ。
これまでご紹介してきた
ケヤキの個体と比べ、
赤みがつよく出ている特徴的な肌質。
火の精霊" salamander "に由来する表題も
頷ける個性を持ったボディです。
辺材を大きく残し、
ボディ右側を大胆に覆う濃淡は
とってもアイコニック。
そして、上部をメインに
様々な箇所に転々と駆け巡る
血管や、葉脈を連想する
青みを帯びたグリーンのスポルテッド。
スポルテッドといえば、
黒く、稲妻や水墨画のようなラインが多い中、
SALAの持つ"それ"はとても珍しい、
淡くアクセントの効いたグリーン。。
材の個性、その材を手に取り
命を吹き込んだ吉田さんの目と技術。
ひとつひとつ、
偶然の巡り合わせが重なり
誕生した唯一無二の吉田熊。
一年、また一年、、。
共に時間を過ごした先に
より一層深みを増した美しさを
見せてくれることでしょう。
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素材: ケヤキ スポルテッド / 無塗装
全長約18.0
横幅約11.5
高さ約15.2
※作品裏に製作年と銘が刻まれています。
※作品の特性上、ささくれ、
クラック(割れ目)などがある場合がございます。
作品を形成する大切なポイント、
アイデンティティとして
捉えていただけますと幸いです。
乾燥を防ぐ為
エアコンからの直接風を避けて下さい。
また、気をつけていても
乾燥による新たな小さいクラックが起こる場合が有ります。
乾燥、湿度の具合により
呼吸する様に、
目立つ/目立たないタイミングがございます。
予め、ご了承の程宜しくお願い致します。
家具や床との相性によっては
多少のスレ跡がつく場合がございます。
気になる方は、柔らかいファブリックや
目立たないクッションなどを家具との間に挟み
ディスプレイをお楽しみくださいませ。
※撮影環境により多少の色ブレがございますことをどうかご理解いただけますと幸いです。
¥71,000
SOLD OUT