熊彫作家
"吉田マホガニー ( 翠帆 )"

九州の地にて、
抽象的なアプローチを中心に
木彫りの熊を彫る

熊の住む山脈を" 緑の帆 "に見立て
銘を翠帆( すいほ ) とする。

------------------------------------------



" old friends "

吉田さんがこよなく愛する
抽象熊のヴィンテージピースに対する
敬意、そして愛を込めた、
新たな表現の熊。

ワックスフィニッシュされた作品は
永い時を経た古き熊のような風情を纏う。

そして、深みを持った色合いは陰影を生み、
エッジ部分の荒々しさを意図的に際立たせる事で、
生木の作品とは異なる趣きに、、。

ヴィンテージ家具のように
流行に囚われる事なく、時代を超えて、、
暮らしのなか、
あなたに寄り添い、見護る存在。



"old friends"


ふるくて、あたらしい、、

あなたのこれからを、

永く共にする熊を、ご紹介いたします...



--------------------------------------------

title : volca 2nd

自然の力を生々しいまでに感じる
火山、溶岩を連想するようなその造形から
ボルカと名付けられた２体目の作品です。

前作の無塗装仕上げの美しさもさることながら、
今回のオールドフレンズバージョン、、
質感が、相当な迫力です。。

腕利きの料理人の如く、
ワックスによる表現について、
詳しいレシピ、工程については
"企業秘密なんです"と
ちょっぴり照れくさそうな、吉田さん。笑
作品と共に僕へ宛てられたお手紙に、
そんな風に記されていました。

写真からも、できる限り感じ取れるよう
工夫してみたつもりですが、
なんだかとても
"しっとり"とした仕上がりなんです。
(手触りはさらさらです)

本当に長い時を経て、
撫でた手の油分が浸透したような、、
古い寺院の柱のような、"あの"質感、、。

まさにオールドフレンズの新たな境地、、。

ボルカの名に恥じぬ背のこぶ、
ぐっと顔をしずめた姿。
吉田さんオリジナルのタガネを
全体的に使用したハツり面は
前述のワックスワークもあり、
角が取れたような優しいエッジと、
滑らかに流れるような手触り。

繊維質な面もウェットな質感が作用。
平らな面とのメリハリ、というよりは
二つの要素が混ざり合って
緩急のある一つの景色を紡ぎ出しています。
これもまた、新しい感覚です、、。

少し赤みを帯びたダークブラウン。

底面のムラは、
ワックスフィニッシュの際に
ヤニ(油分)があった箇所が反転に。
まるで衣服のブリーチ処理のようで
とてもアブストラクト。
(ワックスフィニッシュのため、
ヤニ(油分)の滲む心配はごくごく僅か、と
吉田さん談)

時を重ねるごとに
どんどんと深化してゆく
吉田さんの挑戦と表現、
その現在地が余すことなく
注ぎ込まれた作品です。

材はヒノキ。
爽やかな香りを併せて、
お楽しみください。


--------------------------------------------


素材:檜 ヒノキ
着色/ワックスフィニッシュ

全長約16.0
横幅約11.0
高さ約15.0

※作品裏に製作年と銘が刻まれています。

※ワックスフィニッシュされた作品のため、
熱や摩擦により底面のワックスが色移りする可能性が僅かにございます。
家具などへの色移りが気になる場合は
底面にファブリック(色移りの気にならないもの)や
四隅にクッション材(薄いシリコンなどの滑り止め)などを
挟み込んでいただくことをお勧めいたします。
(余分なワックスは仕上げ時に拭き取り、よく乾燥されています。)

ワックスフィニッシュのため
基本的にヤニが出ることはほぼございません。
気温(主に暑い季節)によっては
底面にヒノキ特有のヤニがごく僅かに
滲み出る可能性がございます。
気になる場合は、接地面との間に
クッション材などを干渉させることで
家具などのベタつきを防ぐことができます。
(ワックスフィニッシュのため、ベンジン、エタノール、アルコール類を用いての拭き取りはお控えください。)

なにかご不明な点がある場合は、
どうぞ気軽にご相談くださいませ。

※作品の特性上、多少のささくれ、
クラック(割れ目)などがある場合がございます。
作品を形成する大切なポイント、
アイデンティティとして
捉えていただけますと幸いです。

乾燥を防ぐ為
エアコンからの直接風を避けて下さい。
また、気をつけていても
乾燥による新たな小さいクラックが起こる場合が有ります。
乾燥、湿度の具合により
呼吸する様に、
目立つ/目立たないタイミングがございます。
予め、ご了承の程宜しくお願い致します。

家具や床との相性によっては
多少のスレ跡がつく場合がございます。
気になる方は、柔らかいファブリックや
目立たないクッションなどを家具との間に挟み
ディスプレイをお楽しみくださいませ。

※撮影環境により多少の色ブレがございますことをどうかご理解いただけますと幸いです。