熊彫作家
"吉田マホガニー ( 翠帆 )"
九州の地にて、
抽象的なアプローチを中心に
木彫りの熊を彫る
熊の住む山脈を" 緑の帆 "に見立て
銘を翠帆( すいほ ) とする。
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title " keanu 3rd "
" 山から吹く涼しい風 "
ハワイの言葉で、
キアヌはそういう意味を持ってる。
この熊は、
吉田さんがそう名付けた、3体目の作品です。
3体のキアヌに共通しているのは
そっと顔を上げ、
まるでそよ風を感じている様なフォルムをしていること。
いわゆる"熊好き"の方ならばわかる、
八雲の抽象作品にも見られる特徴でもあります。
愛する古い熊への憧れと敬意、
そして吉田さんのこれまでの軌跡が
掛け合わさることで生まれる個性、らしさ。
それがこの3代目キアヌの持ち味。
吉田さんからも、
確かな手応えを伝えてくださったこと、、
吉田さんが生み出した
幾多の作品のリリースを担ってきた僕も、
キアヌ3rdから
"その感覚"を
ひしひしと感じ取りました、、。
まさに、吉田熊。
材はヒノキ。ネイキッド(無塗装)。
爽やかな香りと、透き通る様な肌。
長年寄り添うことで少しずつ
肌の色は飴色へと変化してゆきます。
ボディを構成する多くの箇所に
使用されたのはタガネという道具。
"本来レンガやブロックを割るために
作られているので刃先が鈍くありますが、
今回80歳くらいの現役の研ぎ師に頼んで
木彫り用にシャープに研いでもらいました"
と、吉田さん談。
そんなマホガニーカスタムなタガネの個性か、
ハツられた滑らかな断面が
いつにも増してスムースで、
とろみさえ覚えるほど、、。
ヒップ、喉もと、、
立体的でダイナミックなカッティングは
ヒノキらしいやわらかな木目と
心地よいリズムを奏でています。
年輪の流れに対して
鼻先が逆へ振られていて、
ほんのわずかな角度、ニュアンスが。
それは、
キアヌと向き合う僕ら、
それぞれの頭の中に
多様な瞬間を思い浮かべられる
余白につながっています。
普段の作品と比べ
ややボリュームのあるサイズ。
単体でディスプレイしても
存在感が十分、生木の美しさが際立ちます。
そしてもちろん、
様々なものとの掛け合わせも。
数年の時を経て、
3作目のキアヌをご紹介出来ること、、
とても感慨深いです。
お選びいただくあなたにとって、
どうか、特別な日々の供になりますように。
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素材: ヒノキ 無塗装
全長約20.5
横幅約13.0
高さ約17.5cm
※こちらの作品には
お写真にて確認いただける通り、
底面にヤニ(樹液)によるムラがあります。
基本的にベタつき、液体感はなく、
さらりとした手触りのため
景色として問題なくお楽しみいただけますが、
長年ディスプレイいただく中で
ベタつきやシミなどが起こる
可能性もごく僅かにございますので
作品と家具の間に、
布などを挟み込んでお楽しみいただくことを
推奨しております。
また、万が一ヤニによるベタつきなどを感じた場合は、
無水エタノールを布などに取り、
優しく拭き取っていただくことで
メンテナンスいただくことが可能です。
※作品裏に製作年と銘が刻まれています。
※作品の特性上、多少のささくれ、
クラック(割れ目)などがある場合がございます。
作品を形成する大切なポイント、
アイデンティティとして
捉えていただけますと幸いです。
乾燥を防ぐ為
エアコンからの直接風を避けて下さい。
また、気をつけていても
乾燥による新たな小さいクラックが起こる場合が有ります。
乾燥、湿度の具合により
呼吸する様に、
目立つ/目立たないタイミングがございます。
予め、ご了承の程宜しくお願い致します。
家具や床との相性によっては
多少のスレ跡がつく場合がございます。
気になる方は、柔らかいファブリックや
目立たないクッションなどを家具との間に挟み
ディスプレイをお楽しみくださいませ。
※撮影環境により多少の色ブレがございますことをどうかご理解いただけますと幸いです。
¥52,000
SOLD OUT